こんにちは、ワーママのゆかりです。
インフルエンザが猛威を振るっていますが、あなたのお宅では大丈夫でしょうか。
保育園などの集団生活では、悪循環に次々と感染園児が増殖しているそうです。
共働き世帯にとって、子供の風邪や発熱ほど脅威なものはありません。
子供が保育園へ行けないということは…つまり、親が会社を休まざるを得ないことを意味します。
そこで我が家では、会社を休まずにすむ&比較的利用しやすい価格の”病児保育”というサービスを何度も利用させてもらっています。このサービス、ご存知ですか?本当に神のような存在です✨
当稿では、そんな病児保育の良さをいかんなく伝えていきたいと思います!
✔︎病児保育って何?
✔︎病児保育って誰でも(何歳でも)利用できるの?
✔︎病児保育って安いの?高いの?
✔︎病児保育を利用するにはどうしたらいいの?
✔︎病児保育って食事付きなの?無いの?
✔︎病児保育って何か用意するものあるの?
子供の病気や熱で泣く泣く会社をお休みするご家庭が1つでも減りますように…
(注:当稿は、筆者まどかの居住地区(東京都内のとある区)に限ったお話になりますので、詳しくはお住まいの自治体へ確認いただくことをおすすめします)
目次
うちが病児保育を利用するワケ
子供が発熱や風邪で保育園へ行けない時…どうしてますか?
親が会社を休まずに済ませる方法もあります。
人にもよるでしょうが、一般的には
・ベビーシッターを利用
・病児専門シッターを利用
・ファミサポを利用する
・病児保育を利用する
・自身の両親などの身内に子守を頼む
という選択肢でしょうか。最近ではキッズライン※という手頃に利用ができるサービスもあり、シッターの利用に対する敷居は従来よりは低くなっているように感じます。
※株式会社キッズライン(KIDSLINE Inc.)
https://kidsline.me
しかしながらシッターの類はやはりまだまだ高額で(相場2,000円/時間)、会社を休むことと天秤に掛ける(日給計算)と、休んでしまった方が安いし…という判断になってしまいがちなのもまた事実。
ファミサポは、あくまでも一般の素人の方(子育てがひと段落ついた一般的な年配の主婦が多い)であるため、そもそも病児は不可ですし、病児後ならOKであっても専門知識のある方でもありませんし、少し不安が残る…(・_・;
そこで我が家で大変お世話になっているのが、
自治体が委託している施設で安い価格で病児を預かってくれる「病児保育」。
病児保育のウリは何と言っても安さ
うちで病児保育を推しているのには、次のような6つの理由があります。
・シッターと比べ低コスト(安い)
・食事付き(離乳食は持参。普通食から)
・お迎えサービスがある
・医療施設内にあるため安心※100%ではありません
・プロの保育士が常駐しているので子供も保育園感覚でリラックスして過ごせる
・最長18時まで預かってくれる
・手頃な価格:何と言ってもダントツは利用料の手頃さ(安い)でしょう。
食事も付いて一律 2,000円(税別)。
例えば9時半〜18時のMAXで預けたとすると、約253円/時間。安いっ!
・食事付き:不要であれば利用料は1,500円。まだ離乳食の間は持参することになるでしょうから、これが該当します。
・お迎えサービス:保育園や幼稚園へ、看護師がタクシーで迎えに来てくれるサービスです(未実施自治体が多いかも)。
タクシー代は別途実費になります。
・安心して預けられる:医療措置がすぐ取れるので秒時・病後時にも安心。施設によりますが、大抵は医療機関内の一部が病児保育スペースになっている為、万が一の場合も看護師や医師が対応してくれて安心です。施設によっては、医療機関ではなく保育園に併設しているだけなどの場合もありますので、事前にご確認ください。
・保育士の常駐:保育園の先生のような若い女性の保育士さんがいらっしゃるので、子供も普段の環境に近い形で過ごせ、リラックスして過ごせます。おもちゃも充実しています。
・預かり時間が長い:既に述べている通り、時間厳守ではありあますが18時まで見てくれるならありがたいですよね。
病児保育の不満点は0歳がNGなところ?
さて前項と打って変わって、今度は病児保育の不満点です。
私が思うところ、以下の6つでした。
・1歳未満は利用できない
・事前の手続きが面倒
・実施施設がそもそも少ない
・1施設に対する受け入れ定員枠が少ない
・通常診察を受診してからなのですぐに預けられない
・持ち物が多い
・年齢制限:これは有名かもしれません。1歳から利用できます。なお、事前に自治体に申し込みが必要なんですが、この申し込みは0歳11ヶ月で可能になります。
・上記の通り、事前に自治体へ書類請求→申請→承認登録 の手順を踏まないといけません。
・施設の少なさ:そもそも実施施設が少ないでしょう。
下表は私の自治体での実施施設一覧です。調べたところ、区内の小児科数は115件あるようですが、そのうちこれだけ…どうでしょう(⌒-⌒; )115件中5件…しかもエリア的な範囲も広いので、近くにない人は大変!!

・受け入れ定員の少なさ:これも表をご覧ください。1施設3〜6名ですよ?少なさ伝わります?wしかも上2施設は大きな総合病院なんですが、それでも最大6名です。
・すぐに預けられない:これも落とし穴。9時から診察がスタートし、他の一般受診者のり先に診察を受けられるものの、これらの工程のせいで、預けられるのが早ても9時半〜10時時近くなってしまいます。会社へはそのことも加味して出社時間を伝えるようにしましょう。
・持ち物の多さ:これが意外と多い。保育園の準備と同じくらいのボリュームでしょうか。さらに持ち物にも全てに記名が必要。
※詳しい利用方法や持ち物については、当稿下部の「病児保育利用の前に知っておくべき8つのポイント」の項目をご参照ください。
以上のように、便利な反面、少し不満の残る点も多々あります(⌒-⌒; )
まあ、うちはそれでも利用することに大きな価値を感じていますが✨だって、値段が!www
次項からは、「そもそも、病児保育ってどんなもの?」を解説してまいります☆
病児保育 基礎知識
さて、ここまで病児保育のメリットデメリットをお伝えしてきましたが、
改めてこの病児保育とはどんなものなのか、その定義などについて解説致します。
病児保育とは?
”病気の回復期(病後児)、または回復期に至らない場合(病児)で、医療機関による入院加療の必要はないけれど安静を要するため、集団保育が困難な場合に、
自治体が委託している施設(病院)で子供を預かるサービスのこと”です。
特に有難いと感じる点は、病気真っ只中はもちろんですが、治ったばかりで病み上がりなので、まだ集団生活に戻せない、という段階でも預けられるところです。
例えば感染性など病状によっては、本人は元気だけど決められた日数は登園禁止だったり、登園許可(医師に登園許可証を書いてもらう必要のある病状)が出るまでは保育園が預かってくれない、という時。
すでに社会復帰をしているワーママさんは経験済みだと思いますが、この
「本人が元気になってるのに会社にいけない私」という皮肉な状況。これがすごーく辛いところなんですよね。
そんな声に応えるべく(?)、インフルエンザなどの感染症(一部不可・要相談)の病児でも預かってくれる神のようなサービス”病児保育”が誕生したんですね!
病児保育利用の前に知っておくべきつのポイント
上で既に触れていることと多少ダブりますが、ここからは利用するまでの流れ・ポイントを順に解説します⭐️
1.事前登録
「利用登録書」と「児童票」を保育サービス課へ提出して登録します。
※登録の有効期間は単年度(4月1日から翌年3月31日まで)ですので、毎年登録が必要です。
以下のような書類を自治体のHPからダウンロードし、必要事項を記入します。すると、


👇下図のような書類が届き、無事登録完了され、利用時必要な「利用登録番号」の記載がされています。
この番号は電話で予約する際にも必要になりますので、控えておきましょう。私は横着な性格なので、携帯のアドレス帳に電話番号を登録する際この登録番号も一緒に入力しておきました。そうすることで、電話しながらでも通話画面を見ながらすぐに確認できます。

申請してから登録完了通知が届くまで約2週間ほど見ておいて下さい。
2.利用は満1歳以上から(0歳不可)
これも上述の通り。0歳時は利用不可(満1歳以上)でして、
満1歳から就学前までと、利用年齢に制限があります。
ですので私もそれまでは、泣く泣く自分たち夫婦間で交代して会社を休んで対応してました。
「え、1歳になったら利用できるんでしょ?でも登録が必要だからすぐには利用できないよね?どうしたらいいの?」
って思いました?大丈夫!登録は、
”1歳の誕生日の1ヶ月前から、つまり0歳11ヶ月から”申し込み可能です。
なお、登録までの所要日数は申請してから約2週間ほどで登録が完了します。
書類はいつでもいただけますので、なるべく早い段階で区役所へ出向いた機会に
もらっておきましょう。
3.予約は利用日前日のみ&13時〜18時
そうなんです。制約ありすぎ、厳しすぎですw
予約する時は、主人と2人で13時になった瞬間に電話を掛けまくりますw
運よく繋がったら、ラッキー!
なお、連日で利用したい場合も、都度前日の13児に予約が取れないといけません。他の方とそこは平等になっています😭
次項で説明しますが、受け入れ人数が少ないので争奪戦です。
4.受け入れ人数枠は僅か数名
上述しましたが、少なくて3〜多くて6名までと、かなり狭き門。
病気の流行る時期は特に取れにくくなっています。
5.当日は、来院すぐ預かってもらえるわけではない
ここが落とし穴!
実は、預け先の医療機関へ来院しても、すぐ「はいっ」と預けられる訳ではないんです。筆者はこのことを後から知って、焦った記憶があります。
当日の流れとしては、
・一般の小児科外来と同様に受付&検温(8時半〜)
👇
・小児科の診察(診察は9時〜)
👇
・医師の許可が無事下りたら、そのまま看護師の案内で病児保育の病室へ移動
👇
・現場の保育士や看護師へ引き継ぎ
👇
・預け完了!
👇
・18時までに(厳守!)お迎え&利用料支払い
なので、結局病院を後にするのは、早くても9時半、大抵10時くらいまで掛かります。
ここを見落としていると、会社への出社予定時刻の伝達その日の予定調整などが狂ってしまうので、この点を加味したスケジューリングをするよう気を付けて下さい。
6.準備するものが多い
これは、保育園プラスαといった感じです。基本全てに記名。
例えばバスタオル2枚、ですとか、まだ離乳食時期であればその食事は自分で用意します。筆者はキューピーの瓶詰タイプを重宝しておりました。
我が家で毎回お世話になる施設での持ち物一覧を以下に記しますので、参考にして下さい。
◇病院受付で出していただくもの
1 健康保険証 ・・・ 月1回初回の診察の時お見せください。
2 乳幼児医療証 ・・・ お持ちの方はお見せください。
◇小児科受付で出していただくもの
1 当院診察券 ・・・ 初診の場合は不要です。
2 利用申請書・・・ 初めての方は小児科受付にございます。2回目からは用紙をお 渡ししていますので事前に記入していただいて結構で
3 問診票
◇必ず持参していただくもの
1 お薬:かかりつけの医療機関で処方された薬、お薬手帳があればお持ちください。その際は、お薬の名前・1回分の服用方法がわかるようにしてください。
2 手拭きタオル:おしぼり用です。小さいものを2枚。消毒するため色落ちすることがあります。色落ちしてもよい物をご用意下さい。
3 バスタオル:お昼寝の時使用します。大きめのバスタオル 2 枚(掛け・敷き用)。 各2~3枚ぐらい、多めに。
4 お着替え・下着類 :汗をかいた時、汚れた時のお着替えです。
5 ビニール袋 :スーパーの袋など3枚ぐらい。洗濯物・汚れ物などを入れます。
◇必要に応じて持参していただくもの
1 オムツ(紙):最低6枚程度。下痢等の時は、多めにお持ちください。
2 お尻拭き:いつもお使いのもの。
3 イオン飲料・ジュース類:麦茶、白湯は当院で用意致します。病気の時は、水分摂取が大切ですので、他の飲み物を好むようでしたらご自由にお持ちください。
4 ストロー付きマグなど:コップでまだ上手に飲めないお子さんは、使い慣れたマグ等をお持ちく ださい。
5 エプロン:2~3枚。よだれかけや食事用に使います。
6 その他:お気に入りのおもちゃ・ぬいぐるみ等、持っていて安心できる物、遊び慣れた物をご自由にお持ちください。
7.感染症など病状によっては利用できない
こちらは各自治体の病児保育に関する情報の一部として該当病名も記載がありますが、予約の際に看護師に状況を詳しく伝え、判断を仰ぎましょう。場合によっては利用できなかったり、病後数日経過して感染期間を超過していれば利用できるといった可能性もあります。
また、預け時は軽度な風邪だったにも関わらず、施設内感染が起こりか別の子から感染病をもらってしまうというリスクもゼロではありません。
うちの自治体HPでは以下のような注意書きもありました。
保育室では、隔離室にて、風疹・水痘・おたふくかぜにかかったお子さんをお預かりします。(麻疹、インフルエンザは除きます(要相談))これらの病気の場合は、必ず事前に相談のうえご予約ください。隔離室の状況によってはご利用をお断りすることがあります。伝染力の強い感染症でも、初期はカゼのような症状を示すことが少なくありません。朝、お預かり時はカゼと診断されても、その後お預かりしている途中で伝染力の強い病気であることが分かる場合が稀ですがございます。
そこで、皆様へお願いです。是非とも予防接種を行って下さい。指定接種は区から通知が来ましたらすぐに、任意接種も出来るだけお受け下さい。多くの皆様に安心してご利用いただけます様、ご協力お願いします。
指定接種(無料):MRワクチン(麻疹風疹混合)、三種混合、日本脳炎、ポリオ
任意接種(有料):水痘、おたふくかぜ、インフルエンザ
※ご不明な点は、各医院でお聞き下さい。〜自治体HPより〜
8.万が一利用をキャンセルする場合は速やかに電話を入れる
万が一、症状が治まり熱も下がって登園できるよになった場合や
他の手段(自分たちで看護する、など)を取ることに変更になったら、
必ずキャンセルの電話を入れて下さい。
遅くとも当日の朝8〜9時の間には入れるようにしましょう。
なぜならキャンセル待ちで藁をも掴む想いで利用を望んでいる方が沢山いらっしゃいます。
施設への迷惑にからないよう、早めに連絡をすべきですね。
病児保育利用までのまとめ
以下に、利用前から当日までの利用フローを添付しますので、よかったらご一読下さい。
手書きですみませんw
【病児保育 利用の流れ】

最後に
私はワーママになって3年ですが、病児保育には何度も助けられています。
このサービスがなかったら、乗り越えられなかったケースが多々あったと思うと、感謝しかありません。
息子は、保育園に0歳から預けていますが、その年のちょうど今頃、
初めての熱性けいれんを起こしたり、急性胃腸炎や急性中耳炎に立て続けにかかりました。

もちろん、0歳なのでその頃は病児保育が使えず自分たちで何とか凌ぎましたが
やはり代わりに看てくれるサービスがあれば、それを使わない手はありません。
これから社会復帰を考えている方、そろそろお子さんが1歳になる方、是非行政の有難い恩恵を十分に活用させて頂いてみては如何でしょうか。
↓お迎え時、施設から頂いた貴重な観察記録。
看護師や保育士が、事細かに預かり中の様子を記して最後に記録書を頂きます。


頑張って預けたれてくれた息子が愛おしくなり、ぎゅっと抱きしめたのは言うまでもありません♡
※当稿の内容は、あくまでも私の居住地域に限ったものです。予めご了承ください。大まかな流れや段取りは全地域共通ですが、実際にご利用を検討される際はお住まいの自治体へ必ずご確認下さい。